電子レンジで使う特別な周波数

一般家庭から単身赴任のお父さんや学生さんにまで、今や必需品と呼べるキッチン家電の代表である電子レンジ。これに使われている特別な周波数をご存知でしょうか。東日本は50Hzで西は60という例のあれではありません。この便利な箱の動作原理は、特別な電波を照射して物体中に存在する水を振動させるというもの。振動させられた水のエネルギーが熱として物体に伝わり、最終的に物全体が温まるしくみです。使われる電波はマイクロ波という種類のもので、日本では2.45GHzと決められています。同じ分類の電波を使う家電にIEEE802.11n,g,b規格の無線LANがあり、こちらの周波数は2.4GHzです。

電子レンジの簡単な歴史

1960年代初頭に発売された電子レンジは、新しい原理を利用していた事と、高額な家電であった為、消費者になかなか受け入れられず、「焼く」「煮る」「蒸す」「揚げる」「炒める」「茹でる」が出来る、あたかも万能調理器のような宣伝をしていた時期があります。しかし、これに異を唱えた某婦人雑誌の特集記事により、大きな疑念を持たれる事となったものの、核家族の拡大と、手に届く金額になった事もあり急速に普及、平成27年の総務省統計局の報告では、世帯当たりの普及率は95%以上に達し、今や家庭に1台と言えるレベルになっています。更に最近の製品の中には、ヒーターと過熱水蒸気(100度以上の蒸気)による調理機能を組合せ、発売当初の誇大広告とも思えた万能調理器として夢の家電を実現、私達の食生活に大いに定着しています。

↑PAGE TOP